2023年6月20日に1945年9月3日を、「第二次世界大戦終結の日」から、「軍国主義 日本への勝利と第二次世界大戦終結の日」へ変更され、昨年(2024年)5月16日、中露国交樹立75周年を記念しての中露共同声明で、プーチン・習近平両首脳は、「双方は正しい歴史的記憶、第二次世界大戦時のファシズムとの戦いの記憶を冒涜、破壊することを許さない」と述べ、今年(2025年)1月31日、ロシア外務省のサバロフ報道官は「我々は、再び日本の軍国主義の歴史的犯罪を明らかにするテーマに取り組みたいと思う」と発言しており、ロシアは日本を含む諸外国に対する歴史戦をより積極的に行うことを明らかにしました。
こうした状況において我が国は、ロシア政府が交代すれば歴史認識も変わるだろうとの甘い思惑で無視する姿勢でおりますが、外交上事実に基づかない反日プロパガンダには、言うべき時には正式に反論すべきであり、その内容も国民に示すべきです。
また戦後80年の節目において、国内で「戦争の記憶の継承」に取り組む若い方々が増えてきた今日、改めて正しい史実に基づいた近現代の歴史教育の充実と、そうした学びの機会を増やし、祖国を知り、平和について語り合っていく取り組みが求められていると思います。