都議会自民党の政治資金収支報告書不記載について

この度は、都議会自民党及び私の政治資金の収支報告書の不記載により、多くの皆様の信頼を失墜させる事態を招いたことに、心よりお詫び申し上げます。

会派においては、収支報告書不記載に関する調査内容を再確認し、その内容を精査し、1月17日及び23日の記者会見においてご報告させていただきました。

今回私の政治資金団体である自由民主党東京都大田区第二十一支部におきましても、132万円の不記載が明らかとなりましたので、この内容について都議会の選挙管理委員会に1月23日付で収支報告書の訂正を提出いたしました。訂正内容の詳細は収支報告書をご覧ください。

今回訂正した収支報告書の概要は以下の通りです。

1.記載していなかった政治資金の収入について

不記載額は132万円

不記載の内容

① 政治資金パーティー券の代金として収入した額 132万円

2.記載していなかった政治資金の使途について

不記載額は132万円

不記載額の使途

① 政治資金として支出した額 132万円

3.政治資金パーティー券販売のノルマ分を超えた販売収入について

50枚分(金額100万円)の販売ノルマを超えた枚数(予備券)による販売については、その取扱いについて具体的な指示や説明がなかったので会計責任者へ確認したところ、その時点では明確な回答もなく、都議会自民党においては記載しない分であるとのことだったので、私の政党支部においても記載しないという対応をして参りました。そして、政治資金パーティーによる収入であり、政治活動の原資と考えたため、上記の2の①として使わせていただきました。

4.3の取り扱いの開始時期について

私が都議会議員に当選させていただいた当時は、4年に1度(2016年頃より2年に1度)政治資金パーティーが開催されており、その都度同様の対応がなされておりました。このようなことがいつから始まったかについては、既に鬼籍に入られている方もおり、また政党支部を解散されていて確認することが困難な状況です。

しかし、この収入は会派の活動資金として、主に人件費、委託費などに充てられており、蓄財を目的としたものではありませんでした。パーティーが開催される年に使い切られるような会計になっており、今回の調査でも詳細が確認されました。

5.今後の対応

不記載のあった政治資金(132万円)については、1月27日付にて都議会自民党に返金致します。

今回の深い反省を踏まえ、政治資金規正法の定める手続きを厳守し、政治資金収支の透明化の確保を徹底するとともに、二度とこのような事態が生じることのないよう、政治資金の取り扱いについて専門家の指導も受けながら、今まで以上に厳正な対応をしていくことで、信頼回復に全力で取り組んで参ります。

また、政治倫理審査会の開催についても、前向きに検討して参ります。

今後とも何卒宜しくお願い致します。

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