安倍晋三元首相の訃報に触れて

7月8日金曜日・午前11時半頃、安倍晋三元首相が参議院選挙の街頭演説中に背後から近付いて来た男に銃撃され、お亡くなりになりました。 今でも信じられませんが、ここに心よりご冥福をお祈り申し上げます。 余りの衝撃から全ての言葉を失い、溢れでてくる涙を止められませんでした。 奇しくもそのタイミングが、以前からの予定であった安倍事務所の方との打合せに向かう所であり尚更でした。 この度の事件は、参議院選挙の最中での前代未聞の暴挙であり、如何なる理由があろうとも卑劣な暴力で言論を封じ、民主主義を脅かす行為を断じて許すことは出来ません。 本日は参議院選挙の最終日になりましたが、改めて決して暴力に負けない覚悟を持って全力で取り組みました。 安倍元首相には、都議会自民党幹事長当時、オリパラ対策、コロナ対策に対しご理解とご協力をいただき、官邸にもお招き下さり、ご相談をさせていただきました。また、都議選の際は応援に駆け付けて下さり、その後も様々お気遣いをいただきました。ご縁をいただいた者として、大変人情に厚く、温かいお人柄の掛け替えのない偉大な政治家を失ったことは、痛恨の極みです。 また、世界各国にも大きなショックを与え、世界中から哀悼の意が寄せられております。ロシアによるウクライナ侵略と言う蛮行が戦後の国際協調を崩壊させ、未だコロナの脅威が収まらない国際状況において、国際社会はグローバリズムの進展による社会の分断、貧富の格差、食糧危機、エネルギー危機、物価高、環境危機などの様々な課題が山積しております。今こそ民主的対話が求められており、その中心でご活躍された 安倍元首相がお亡くなりなられた喪失感は計り知れません。 今の段階では詳細な事件の全容は解りませんが、警備体制の問題点などをしっかりと検証し、このような事態を二度と起こさせないための対策が必要です。 ロシアによるウクライナでの銃声が、自由主義社会を危機に陥らせた今、日本における突如響いた銃声が、自由な言論を封殺させるものとならないようにしなくてはなりません。 安倍元首相のこれまでのご功績に感謝し、改めてその意志を受け継いで参ります。

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